2019年3月15日(金) 米中首脳会談再延期が株価に与えた影響とは?
こんにちは!ハマカナです。
本日は、米中首謀会談が再延期になると報道がされ、再度の延期により嫌気がさし株価は下降すると思われましたが、逆に株価を上げる展開になりました。
それ以上に中国の景気に、日本の株価は影響されました。中国の株式市場に日本株が左右されているような状況になっております。以前の米国の株式市場に左右されていたトレンドから少し離れているようです。
その証拠に、昨日米株価は大幅な上昇に対し、日本株は小幅下落です。そして本日は、米株価は小幅プラスに対し、日本株は大幅上昇となりました。
中国経済に加え、中国株にも注目をする必要があります。従って、本日より上海総合指数の値も掲載することにしました。
上海総合指数とは、上海証券取引所に上場されている全銘柄が対象となっています。時価総額を加重平均して算出する指標です。中国株式の代表的な指標の為、今回からその値を掲載することにしました。
日経平均株価
1分足チャート(単純移動平均線 期間【25】)
値動きの分析
■前日のアメリカNYダウ30種:
25,709(前日比+7.05)で上昇
■本日の中国上海総合指数
3,021(前日比+31.06)で上昇
■考察:
・総括
前場の取引開始直後に約150円ほど上昇し、その後も上昇トレンドは続き、最終的には+163.83円のプラスで取引を終えた。
・上昇した原因1
中国が減税や社会保険料引き下げの日程を明らかにし、中国・上海株式相場の上昇を受け、日本株も上昇したと考えます。
・つぶやき
本日の株価が上昇するのは、比較的読みやすかったです。
ただ、米中貿易協議が3月末に実施されるとみられていましたが、4月以降にずれ込むという、いつまで延期すれば良いの?という呆れは、特に株価に影響を与えるまでもなかったという結論になっています。今は世界経済の方がスポットに当たりやすいということでしょうか。
ただ、一たび米中貿易協議の日にちが近くなれば、おそらくまた米中貿易にスポットが当たり、再び厳しい局面を迎えることになるでしょう。4月まで延期をしたので当面は世界経済に左右されることになります。
とはいえ目先では、15日15:30より黒田日銀総裁の記者会見により、「海外経済に減速の動きが見られるが総じて穏やかに成長」「追加緩和において、現行の政策を粘り強く続けることが適切」「中国経済について政策対応などでいずれ回復」との発言があり、世界経済について言及しています。年後半には回復に向かうなどの発言もしており、この発言が来週の株価にどう与えるか見ものです。
金曜日の大引け後の会見なので、来週の株価小幅上昇というとこでしょうか。
注目株:モバイルファクトリー
1分足チャート(単純移動平均線 期間【25】)
値動きの分析
■考察:
・総括
前場10:00頃まで上昇トレンドを形成したが、その後すぐに下降トレンドを形成し、最終的には19円のマイナスで取引を終えた。
・上昇した原因1
一時1,500円を突破しましたが、やはり1,400円台の節目の力は強く、1,400円台に戻るように、株価を下げたことが原因かと考えます。
・つぶやき
昨日の予想通り、1,500円は突破しましたが、やがて株価を下げ、1,400円台に戻ってしまいました。
やはり1,400円の節目の力は強いです。
このまま1,400円台をうろうろするようであれば、逆に株価は読みやすいです。短期でのトレードに切り替えて、少しずつ利益を出す方針にシフトをチェンジすることにします。
本日の注目株:ペッパーフードサービス
1分足チャート(単純移動平均線 期間【25】)
値動きの分析
■考察:
・総括
前場の取引開始直後に約150円ほど下げ、その後も下降トレンドを形成し、最終的に254円の大幅マイナスで取引を終えた。
・下降した原因1
業績悪化の一言に尽きると考えます。
・つぶやき
ほとんどの方がご存知かと思いますが、ペッパーフードサービスとは「いきなり!ステーキ」の会社です。実はこの「いきなり!ステーキ」は11か月連続で前年同月比を下回っています。
11か月って、かなり低調です。私見ですが、値段の割にそんなにおいしいかと言われたらそうでもないかと思いますので、低調もなんとなく想像できてしまいます。費用対効果はそれほどかと。テレビで取り上げられすぎて、変に期待を持たれてしまい、「言うほどではないかも」となってしまったのではないでしょうか。
飲食店はお客の定着が必要かと思いますが、ニーズはこれからもあり続け定着はするのかと疑問に思います。
巻き返しをどのように行うのか見ものです。