2019年3月18日(月) 先週の米国株高を受けて日本株はどうなった?
こんにちは!ハマカナです。
本日は、133円ほど上昇しました。上昇した理由は、やはり先週末の米国株高の影響は強いと考えます。
また中国が15日までに開かれた、全国人民代表大会で打ち出された景気刺激策や、企業業績改善への期待から中国でも株高になり、その株高によって日本株も上昇したと考えます。
日経平均株価
1分足チャート(単純移動平均線 期間【25】)
値動きの分析
■前日のアメリカNYダウ30種:
週始めなので値なし。
■本日の中国上海総合指数
3,096(前日比+74.66(+2.47%))で上昇
■考察:
・総括
前場の取引開始直後に約160円ほど上昇し、一度は50円ほど下げたが、終始上昇トレンドは続き、最終的に133.65円の上昇で取引を終えた。
・上昇した原因1
先週末の米国株高を受けて、日本株もその勢いをもらい株高になったと考えます。
・上昇した原因2
中国・上海株が好調なので、日本株もその勢いをもらい株高になったと考えます。
・つぶやき
年度末が近いことから、利益確定売りや、決算対策の売りが出される時期ですが、その売りにも負けず、米国株や中国株の勢いで株高になりました。
私も決算時期はいつもびくびくしております。決算内容が良かったとしても、株価を下げることがあるからです。その決算内容が良かったことは、既に織り込み済みで、数日前に株価を上昇させていたので、決算発表時には株価が下落するといったストーリーです。大幅に決算が良かったり、今のような景気後退の時にも、きちんと稼げているところを見せたりする、いわゆる投資家にとってのサプライズがないと、あまり上昇はしないものです。
後は単純に配当をもらうために、直前で株を買った人がいて、その影響で株価が上昇したところを利益確定売りする人がいるといった構造で、株価が下がるケースもあります。
3月末は実は株価が急変する時期でもありますので注意が必要です。
注目株:モバイルファクトリー
1分足チャート(単純移動平均線 期間【25】)
値動きの分析
■考察:
・総括
前場の取引開始直後から急上昇し、一時50円近く上昇した。しかし後場では下降トレンドとなり、最終的には24円の上昇で取引を終えた。
・上昇した原因1
現状モバイルファクトリー株は上昇トレンドになっているので、その勢いで本日も上昇したと考えます。
・つぶやき
一時1,500円台を突破しましたが、節目にお帰りなさいしました。本当に1,400円台は節目ですね。一時50円以上株価が上昇したとき、やっと強い上昇トレンドを形成するぞと期待していましたが、結局1,400円台に帰ってきました。
1,500円台に行って、再度1,400円台に帰ってくるという現象が何回も続くと、次は1,300円台に下降する可能性があるので、少し様子を見る必要があります。
場合によっては空売りを仕掛けるタイミングをうかがう必要があります。
本日の注目株:東海旅客鉄道
1分足チャート(単純移動平均線 期間【25】)
値動きの分析
■考察:
・総括
前場から終始上昇トレンドを形成した。最終的には120円の上昇で取引を終えた。
・上昇した原因1
本日は日経平均株価の上昇トレンドの勢いを借りて、東海旅客鉄道も上昇したと考えます。
・つぶやき
今回JR東海を取り上げたのは、ムーディーズジャパンがJR東海の格付けを1ランク下げたことが理由です。
ランクとは何?ムーディーズジャパンって何?と思われる方がいらっしゃるかと思いますので、簡単に解説します。
まずムーディーズジャパンとは、日本において金融庁に登録を受けた格付け会社(全7社)であり、信用格付け業者と呼ばれています。信用格付け業者は、一定の基準に基づき、会社に対し独自の分析を行い、信用格付けを実施します。その信用格付けの等級に該当するものがランクと呼ばれています。
ランクは基本的に大きく6段階に分かれていて、格付け会社によって多少表現が異なります。最高ランク以外については、6段階からさらに2もしくは3つに細分化されます。
ムーディーズの格付け記号(最高ランク以外は6段階から3つに細分化される)
- Aaa 最高ランク
- Aa
- A
- Baa
- Ba
- B 最低ランク。信用リスクが高い
その他会社の格付け記号(最高ランク以外は6段階から2つに細分化される)
- AAA 最高ランク
- AA
- A
- BBB
- BB
- B
今回ムーディーズジャパンによると、JR東海について「中央新幹線プロジェクトに関する大きな不確実性を反映した」とのことです。確かに大規模で長期にわたる工事であり、談合があったこともあり、コストについても融通が利かない状況にあると感じます。その結果、ランクを一つ下げたのは妥当かと考えます。
ただ、JR東海などの鉄道会社の固定資産が生み出す収益は、他の業種と比べて非常に高いので、一度作ってしまえば、そのあとは大幅な利益を生むということになりますので、おそらくリニアができ、少し経てばまたランクは上がると考えます。